
前回も言いましたように、着物を美しく着るためにはまず「着物を知る」ことが必要やと思います。
たたみ方を学び、着物の仕組み知った次のステップは「体で着物を知る」ということです。
お家にあるどんな着物でも結構です。お母様やお婆様の着物でもいいので、まずは着ることに慣れてください。着物は着れば着るほど体になじんできます。自分の体と一体化してくるんですね。そして、何度も着ているうちに自分の着心地というのが分かってくると思います。どこか違和感があるようですと、それはその部分がくずれているということなんです。そこが洋服との一番の違いかもしれません。洋服の場合、どうしても自分の体を洋服に合わせないといけないことがあると思います。でも着物は違うんですね。自分にとって着心地良い状態が1番奇麗に着られている状態なんです。
また、自分の体に着物をなじませてから初めて分かることもあります。体で着物を知ることで自分の着たい着物のイメージが見えてくるんですね。色使いや柄に関しても実際に似合うもの、似合わないものが見えてきます。そこから初めて自分の欲しい着物をお店に探しに行って欲しいと思います。
やはりお店にいきなり行って商品を見るだけでは分からないんですね。呉服屋さんにしても本人の体型や着こなしまでは分かりませんね。だから結局、呉服屋さんの趣味になってしまうんです。それではせっかく買った着物も結局いつの間にか着なくなってしまうんですね。
だからこそ、まずはお家にある着物を使って着慣れることから始めてください。そうすることで自分の体が自然と綺麗な着方を覚えていくんだと思います。
次回は、いよいよ実際の着物の選び方について少しアドバイスが出来ればと思っております。 |
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